Dec 05, 2010
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野田佳彦財務相は5日の閣議後会見で、東日本大震災の対策として4月中の提出を目指す11年度1次補正予算について、「緊急的に力を入れる部分であり、基本的に『自賄い』で対応していきたい」と述べ、追加の国債発行に頼らない考えを強調した。緊急時に備えて11年度予算に計上している予備費(1兆1600億円)についても、「なるべく残しておきたい」と述べ、復旧復興に向けた最初の補正予算は11年度当初予算の組み替えなどで財源を捻出する考えを示した。【坂井隆之】
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海江田経済産業相は5日の閣議後の記者会見で、福島第一原発の事故で今夏、電力の供給不足による大規模停電が起きる恐れがあるため、「電気事業法27条による規制も必要だろう」と述べ、法律に基づき国が使用量を制限する方針を示した。
同法による電力使用制限令の発動は、石油危機時の1974年以来となる。
経済産業省は東京電力管内の大企業など大口契約者については、ピーク時の最大使用電力を前年より25〜30%削減する方向で産業界と調整に入った。だが、日本経団連は25%削減を目標とした自主的な節電行動計画作りを加盟企業に求めている。さらに、政府内にも数値をめぐって異論があり、調整は終わっていない。
5日の東京株式市場は小幅続伸して始まったものの、東日本大震災や福島第1原子力発電所の影響を見極めたいとの思惑から自動車、商社などの主力株が売られ、午前は反落して取引を終えた。
日経平均午前の終値は前日終値比112円17銭安の9606円72銭、東証1部市場全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、同13.09ポイント安の846.66。
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野田佳彦財務相は5日の閣議後会見で、東日本大震災を受けた平成23年度第1次補正予算の財源について、「基本的には『自賄(じまかな)い』で対応したい」と説明、赤字国債の発行に頼らず、23年度予算の歳出見直しなどで捻出する方針を示した。
23年度予算の予備費を財源に充てることに関しては「予備費はなるべく残しておきたい」と述べた。
また、野田財務相は、14日(日本時間15日)にワシントンで開かれる先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議について「3月18日の(円高阻止の)協調介入のお礼を含め、引き続きの協力を要請したい」と述べ、為替の急激な変動への政策協調を改めて求める考えを明らかにした。
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[東京 5日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は反落した。前日の底堅い米株価や円安基調を受け、東京市場は買いやすい地合いが続くと予想されていたが、年度初めのリバランスや利益確定売りが指数を押し下げた。
また、福島第1原発から放射性物質を含む水を海に放出すると発表したことで、その影響や補償額の拡大が懸念され、東京電力<9501.T>が上場来安値を更新。これに伴い東電株を保有する銀行なども売られた。
東証1部騰落数は、値上がり141銘柄に対し値下がり1466銘柄、変わらずが50銘柄だった。東証1部売買代金は6420億円。
東京市場は底堅い米株と円安基調を受け、日中は買いやすい地合いが続くとみられていたが、プラス圏で寄り付いた後はマイナス圏に転落。その後も下げ幅を広げた。
日経平均は9700円を割り込み、軟調に推移した。大手証券の株式トレーダーは、年度初めのリバランスや利益確定売りが指数を押し下げたと指摘する。外為市場でドル/円、クロス円とも円安に振れているものの、ホンダ<7267.T>やトヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>などが売られた。7日に開催予定の欧州中銀(ECB)理事会では政策金利の引き上げが予想されているが、「すでに織り込まれたことで、輸出株をここから買うという地合いではない」(市場関係者)という。
個別銘柄では東京電力<9501.T>の急落が目立った。株価が1951年12月に付けた上場来安値393円を下回り、一時376円まで下げた。同社は福島第1原発から放射性物質を含む水約1万1500トンを数日かけて海に放出すると発表。こうした問題への懸念もあり、日本株は序盤から全般的に売り優勢となった。
東電株に連動し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行セクターの売りも強まった。このほか、ニトリホールディングス<9843.T>が序盤から売られた。4日に発表した2012年2月期(11年2月21日―12年2月20日)の連結営業利益予想が前年比10.8%減の470億円と市場予想を下回ったことが嫌気された。見えてきた景品を選択すべきか?
(ロイターニュース 吉池 威)
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